エグチマリオットボンヴォイアメックス、解約しようか迷っていませんか?
結論、解約すべきかは年間の決済額が250万円(一般)/400万円(プレミアム)に届くかでほぼ決まります。届かないなら解約か一般カードへの切り替え、届くなら無料宿泊特典で年会費は回収できます。
2025年8月の改定で年会費は34,100円/82,500円に上がり、無料宿泊の条件も厳しくなりました。解約を考える人が増えたのは自然なことです。
この記事では、解約する人の理由5つ、年会費の損益分岐、まだ解約しないほうがいい3つのケース、解約の手順と後で困らない注意点を、公式の解約案内と自分の保有経験をもとに整理しました。
👤 この記事を書いた人
エグチ ミツアキ|クレジットカード研究歴15年・副業会社員。マリオットボンヴォイポイント累計3,000万ポイント超、メンバーシップ・リワード累計25万ポイント超、マリオットボンヴォイ プラチナエリート保有。X(@eguchi2030)でクレジットカードのお得な活用術を日々発信中。
【結論】解約すべき人・続けるべき人の分かれ目
このカードの価値は、更新時にもらえる無料宿泊特典にほぼ集約されます。だから判断基準は「その条件に届くか」の一点です。
解約か継続かの判断基準(2025年8月改定後)
| 項目 | 一般カード | プレミアム |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 34,100円 | 82,500円 |
| 無料宿泊の条件 | 年250万円利用+継続 | 年400万円利用+継続 |
| 無料宿泊の上限 | 50,000pt(+25,000ptまで追加可) | 75,000pt(+25,000ptまで追加可) |
| 条件に届く人 | 継続(無料宿泊で年会費を上回りやすい) | 継続 |
| 届かない人 | 解約を検討 | 一般への切り替えか解約 |



年250万円に届かないなら、無料宿泊特典はもらえません。年会費だけ払う形になります。
3つの結論|解約を考えるときに押さえるべきポイント
- 判断基準は決済額:年250万円(一般)/400万円(プレミアム)に届かないなら、年会費に見合う特典は受け取れない
- 解約より先に「切り替え」と「タイミング」:プレミアム→一般への切り替えは年会費が月割りで調整される。年会費請求の1週間前までに動く
- 2026年10月26日までは条件が緩い:改定前からの会員は、プログラム終了日が10月26日までなら150万円で無料宿泊。慌てて解約すると損をする
【5つの理由】マリオットボンヴォイアメックスを解約する人の本音
解約した人・検討している人の声を整理すると、理由はこの5つに集約されます。
①年会費が上がった|一般34,100円・プレミアム82,500円
もっとも多い理由です。2025年8月21日の改定で、一般カードは23,100円から34,100円へ、プレミアムは49,500円から82,500円へ上がりました。
「年1回の無料宿泊があるから元が取れる」という説明をよく見ますが、初回の無料宿泊は年会費を2回払った後に届きます。プレミアムなら165,000円を払ってからの1泊です。



プレミアムの初回無料宿泊は年会費2回分=165,000円を払った後。ここを知らずに入会した人が解約します。
②無料宿泊の条件が厳しくなった|250万円/400万円
改定前は年150万円で無料宿泊特典がもらえました。改定後は一般250万円、プレミアム400万円と、条件が大きく上がっています。
月に換算すると約21万円/約33万円の決済です。家賃を寄せられない家庭では届かない水準で、「もう無理」と判断する人が増えました。


③旅行・宿泊の頻度が減った
転職・出産・介護などで旅行に行けなくなると、ホテル特典は宝の持ち腐れになります。ポイントは貯まっても使う機会がありません。
マリオットのポイントは24か月間アクティビティがないと失効するとされているため、使わないまま放置するのも損です。



旅行に行けない時期は、一般カードに切り替えて年会費を34,100円にする選択肢もあります。
④高級ホテル志向ではなかったと気づいた
入会当初はポイント宿泊のお得感で満足しても、回数を重ねると「温泉宿のほうが好き」「観光が中心でホテルは寝るだけ」と気づく人がいます。
カードを持つとホテル選びがマリオット系に偏ります。旅のスタイルに合わないと感じたら、それは正しい違和感です。
⑤マリオット以外のホテルをよく使う
ヒルトン、ハイアット、IHGなど、他のホテルグループを使う人には恩恵がありません。無料宿泊もポイント宿泊も、対象はマリオット系だけです。



ヒルトン派ならヒルトン・アメックスのほうが合います。ホテル系カードは「泊まるグループ」で選ぶのが基本です。
【損益分岐】年会費は本当に高いのか|数字で確認
「高い」と感じるかどうかは、無料宿泊をいくらと見るかで変わります。条件に届く前提で試算します。
年会費と主な特典の価値(条件達成の場合)
| 項目 | 一般カード | プレミアム |
|---|---|---|
| 年会費 | 34,100円 | 82,500円 |
| 無料宿泊特典 | 50,000pt相当(1泊) | 75,000pt相当(1泊) |
| ゴールドエリート | 入会で自動付与 | 入会で自動付与 |
| 宿泊実績 | 5泊分 | 15泊分 |
| ポイント還元 | 100円=2pt(ホテルは5pt) | 100円=3pt(ホテルは6pt) |
| プラチナエリート | — | 年500万円利用で付与 |
無料宿泊を1泊5万円・7.5万円と見れば、年会費はどちらも回収できます。ただしそれは年250万円/400万円を使い切った場合の話です。
届かない年は無料宿泊がなく、ポイント還元(年250万円で50,000pt=一般)だけが残ります。この状態が2年続くなら、解約を考えてよい水準です。



年会費の元が取れるかは無料宿泊が出るかどうかで決まります。出ない年が続くなら見直しどきです。


【解約前に】まだ解約しないほうがいい3つのケース
解約の電話をする前に、次の3つに当てはまらないか確認してください。当てはまる人は、解約すると受け取れるはずの特典を失います。
ケース1:プログラム終了日が2026年10月26日までの人(移行措置)
改定前からの会員には移行措置があります。プログラム終了日が2025年10月27日〜2026年10月26日に来る人は、150万円の利用で無料宿泊特典(プレミアム75,000pt・一般50,000pt)がもらえます。
2026年10月28日以降にプログラム終了日が来る人から、400万円/250万円の新条件が適用されます。自分の終了日はアメックスのアプリで確認できます。



終了日が10月26日までなら150万円でOK。ここで解約するのがいちばんもったいないです。
ケース2:無料宿泊特典の付与を待っている人
無料宿泊特典は、年会費の支払いから約2か月後を目途に付与されます。年会費を払った直後に解約すると、条件を達成していても特典を受け取れないおそれがあります。
付与されるとマリオットボンヴォイの登録メールアドレスに確認メールが届きます。届いてから解約の手続きに進んでください。
ケース3:入会キャンペーンの条件を達成している途中の人
入会から6か月以内の利用条件を達成すると、ボーナスポイントが付与されます。付与前に解約すると受け取れません。
ポイントがマリオットボンヴォイの口座に反映されたことを確認してから、解約を判断してください。


【代替案】解約ではなく「一般カードへの切り替え」という選択肢
プレミアムの年会費が負担なら、解約の前に一般カードへの切り替えを検討してください。公式の解約案内でも「同じ提携先カード間」の切り替えが案内されており、年会費に残余がある場合は月割りで調整されます。
プレミアム→一般カードへ切り替える場合の注意点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 82,500円→34,100円。残余分は月割りで調整(公式) |
| 切替前の利用金額 | 集計対象外。無料宿泊の条件は切替後の利用分から数え直し |
| プログラム期間 | 切替日から1年間にリセット |
| 鉄則 | 特典を受け取ってから切り替える。付与前に切り替えると失う |
| 無料宿泊の条件 | 切替後は年250万円・上限50,000pt |



切り替えは特典を受け取った直後がベスト。利用金額はリセットされるので順番を間違えないで。
マリオット系に泊まらないなら、別のカードへ
ホテル特典を使わないなら、ホテル系カードを持ち続ける理由はありません。日常決済とポイントの使いやすさで選ぶなら、次のような選択肢があります。
- アメックスゴールドプリファード(年会費39,600円):年200万円利用でフリー・ステイ・ギフト、ポイントはマイルや充当に幅広く使える
- ヒルトン・アメックス:ヒルトン系に泊まる人向け
- 年会費無料〜数千円のカード:特典を使わないなら固定費を下げるのが正解


【解約方法】手順とタイミング|公式の解約案内より
解約の手続きは基本カード会員本人からの電話のみです。家族カードだけの解約はアプリのチャットでもできます(アメックス公式「カードの解約(退会)」)。
アプリの「ご利用状況」→「ご利用履歴の検索」で「年会費」と検索すると、前回の請求日が分かります。毎年同じ月日が請求日です。
公式は請求タイミングの1週間前までの手続きを案内しています。
無料宿泊特典、入会ボーナス、移行措置の特典が付与済みかをマリオットボンヴォイの口座で確認します。付与前の解約は特典を失います。
解約すると、公共料金・通信料・Apple Payなどに登録したカードは使えなくなります。先に別カードへ変更しておきます。
本人確認のあと解約が完了します。リボ・分割の残高がある場合は一括請求になります。
解約後のマイアカウントは明細のダウンロードのみ使えます。



解約は年会費請求の1週間前までに。過ぎると翌年分が請求されます。
解約すると同時に終わるもの(公式)
- 家族カード・ETCカードも同時に解約
- カード付帯の保険・各種プロテクションは利用不可に
- アメックスが団体契約者の保険はカード解約と同時に解約
入会2年目からは、入会時の年会費引き落とし月の前の月が請求月になる、と公式に注記があります。初年度の感覚で動くと1か月ずれるので注意してください。
【解約後】ポイント・ステータス・再入会はどうなる?
解約後の扱い
| 項目 | 解約後 |
|---|---|
| マリオットボンヴォイポイント | マリオット側の口座に残る。カード解約で消えないが、マリオットの規約では24か月アクティビティがないと失効 |
| ゴールドエリート | カード由来の資格は失う。反映時期はマリオットの運用による |
| 発行済みの無料宿泊特典 | マリオットの口座に付与済みのものは有効期限(発行から1年)内に利用。詳細は公式で要確認 |
| 未付与の特典・ボーナス | 受け取れない |
| 再入会 | 可能。ただし入会キャンペーンは「過去に同じカードを持っていた人は対象外」 |
| 年会費の返金 | 公式の解約案内に返金の記載なし。切り替えの場合のみ月割り調整と明記 |



一度解約すると再入会時のキャンペーンは対象外。入会キャンペーンのポイント(2026年10月時点で最大40,000pt/75,000pt)は二度と取れません。
【向いていない人】これから申し込むなら、やめたほうがいい4つの特徴
解約する人の理由を裏返すと、はじめから向いていない人の特徴になります。
- メインカードとして使う予定がない:サブカードでは250万円に届かない
- 年に1〜2回しか旅行しない:ポイントも無料宿泊も使い切れない
- 高級ホテルに興味がない:温泉宿・観光中心の旅には過剰
- マリオット以外のホテル派:ヒルトン・ハイアット派には恩恵なし
逆に、年250万円以上をメインカードで決済し、記念日や旅行でマリオット系に年3回以上泊まる人には、いまも十分に価値のあるカードです。


【失敗例と対策】解約でよくある失敗3つ
解約の順番を間違えて損をした例と、対策です。
失敗例1:年会費が引き落とされた翌月に解約した
失敗の内容:年会費82,500円が請求された後に解約し、1年分をまるごと無駄にした。



対策:請求月をアプリで確認し、1週間前までに電話する。
失敗例2:無料宿泊特典が届く前に解約した
失敗の内容:400万円の条件を達成して年会費も払ったのに、特典の付与(約2か月後)を待たずに解約して受け取れなかった。



対策:マリオットからの付与メールを確認してから解約する。
失敗例3:公共料金の支払い変更を忘れた
失敗の内容:電気・ガス・携帯の支払いをこのカードにしたまま解約し、翌月に未払いの通知が届いた。



対策:解約の前に定期払いの一覧を明細で洗い出し、別カードへ変更する。
マリオットボンヴォイアメックスの解約に関するよくある質問
解約はオンラインでできますか?
基本カードの解約は本人からの電話のみです。家族カードや追加カードだけの解約は、アメックス・アプリのチャットでもできます。
いつまでに解約すれば次の年会費がかかりませんか?
公式は年会費の請求タイミングの1週間前までの手続きを案内しています。請求日はアプリの「ご利用履歴の検索」で「年会費」と検索すると確認できます。入会2年目からは、入会時の引き落とし月の前の月が請求月になります。
解約すると年会費は返金されますか?
公式の解約案内には返金の記載がありません。カードの切り替えの場合は「年会費に残余がある場合は月割りで調整」と明記されています。返金を期待するより、請求前に手続きするのが確実です。
解約するとマリオットのポイントは消えますか?
マリオットボンヴォイのポイントはマリオット側の口座にあるため、カードを解約しても消えません。ただしマリオットの規約では、24か月間アクティビティがないと失効するとされています。
解約するとゴールドエリートはどうなりますか?
カードで付与されていたゴールドエリート資格は失います。反映のタイミングはマリオットの運用によります。宿泊実績で資格を維持していない限り、次の資格判定で一般会員に戻ります。
受け取った無料宿泊特典は解約後も使えますか?
マリオットの口座に付与済みの特典は、有効期限(発行から1年)内であれば利用できるとされています。付与前に解約した場合は受け取れません。念のため解約前に公式へご確認ください。
プレミアムから一般カードに切り替えられますか?
できます。公式の解約案内でも同じ提携先カード間の切り替えが案内されており、年会費の残余は月割りで調整されます。ただし切替前の利用金額は無料宿泊の条件に集計されず、プログラム期間もリセットされるため、特典を受け取ってから切り替えてください。
解約後に再入会できますか?
再入会は可能です。ただし入会キャンペーンは「過去に同じカードを持っていた人は対象外」とされているため、ボーナスポイントはもらえません。
2026年10月26日までの移行措置とは何ですか?
改定前からの会員向けの経過措置です。プログラム終了日が2025年10月27日〜2026年10月26日の人は、150万円の利用で無料宿泊特典(プレミアム75,000pt・一般50,000pt)がもらえます。10月28日以降に終了日が来る人から400万円/250万円の新条件になります。
解約の電話で引き留めの提案はありますか?
以前はSNSで「ポイント付与の提案があった」という報告が見られましたが、現在も行われているかは分かりません。提案の有無にかかわらず、決済額が条件に届かないなら解約か切り替えが合理的です。
家族カードだけ解約できますか?
できます。家族カード・追加カードのみの解約はアプリのチャットまたは電話で手続きできます。基本カードを解約すると家族カード・ETCカードも同時に解約になります。
リボ・分割の残高があると解約できませんか?
解約はできますが、残高は一括で請求されます。残高はマイアカウントで確認できます。
まとめ|解約は「決済額」と「タイミング」で決める
以下、マリオットボンヴォイアメックスの解約に関する本記事のまとめです。
- 解約する理由の5つ:年会費の値上げ、無料宿泊の条件(250万/400万円)、旅行頻度の減少、高級ホテル志向でない、マリオット以外派。
- 判断基準は年間決済額が条件に届くか。届くなら無料宿泊で年会費は回収できる。
- プログラム終了日が2026年10月26日までの人は150万円でOK。慌てて解約しない。
- 無料宿泊特典・入会ボーナスの付与を確認してから解約する。
- プレミアムが重いなら一般への切り替え。年会費は月割り調整、ただし利用金額はリセット。
- 解約は本人の電話のみ。年会費請求の1週間前までに。公共料金の支払い変更を先に。
- 再入会時のキャンペーンは対象外。解約は取り返しがつかない前提で決める。



迷ったら切り替えを先に検討。解約はいつでもできますが、キャンペーンは戻りません。












