「アメックスビジネスゴールドにはどんな特典があるの?」
「せっかく所有するのであれば、特典を十分に活用したい」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
アメックスビジネスゴールドは、信頼性やステータス性、そして実用性を兼ね備えたカードで、さまざまな特典が用意されています。
ですが、特典の内容をきちんと理解していなければその魅力を十分に活かすことはできませんよね。

今回は、アメックスビジネスゴールドで利用できる特典の内容と、特典を最大限に活用するためのポイントについて、わかりやすくご紹介します。


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アメックスビジネスゴールドとは
アメックスビジネスゴールドは、アメリカン・エキスプレスが提供する法人・個人事業者向けのクレジットカードです。
正式名称は「アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード」で、ビジネス利用に特化した設計がされています。
主な特徴は以下の通りです。
- 事業活動を幅広くサポート:航空券やホテルの予約、日常的な経費決済、資金繰りの支援など、さまざまな場面で活躍
- 柔軟な利用可能枠設定:一律の利用限度額の制限がなく、突発的な出費が生じたタイミングでも活用できる
- 経理業務との相性が良い:会計ソフトとの自動連携や明細のダウンロード機能で経費処理を効率化
単なる決済手段としてだけでなく、ビジネスをより前進させるための頼れるカードです。
アメックスビジネスゴールドの特徴
ここからは、アメックスビジネスゴールドの代表的な特徴を見ていきましょう。
メタルカードで重厚感がある
アメックスビジネスゴールドは、スタイリッシュなメタル素材を採用したカードです。
手にした瞬間に感じる重みや金属ならではの高級感は、特別なクレジットカードであることを実感させてくれます。
ビジネスの場では、相手に与える印象が大切な場面も多くありますが、このカードを取り出すだけで「信頼できる人物」と思われることもあるかもしれません。名刺交換や会計時など、ふとした瞬間にステータスの高さを感じさせられるのが魅力です。
一味違うカードを求めている事業者にもぴったりです。
また、メタルカードは重厚感だけでなく耐久性にも優れています。プラスチックカードに比べて曲がりにくく、傷や摩耗にも強いため、長く使っても劣化しにくいのも特徴です。
見た目の美しさを保ちやすい点も、こだわりを持つビジネスパーソンに支持される理由のひとつです。
ビジネスカードは使用頻度が高いため、実用性とデザイン性の両立は大きな魅力といえます。
日々の経費精算や支払いのたびに、満足感を得られることでしょう。
個人事業主でも申し込める
アメックスビジネスゴールドは、法人代表者だけでなく個人事業主やフリーランスの方も申し込むことができるため、多様な働き方が広がる現代にぴったりのカードです。
会社を登記していない方や、開業間もない方でも、一定の事業実績があれば申し込みが可能な場合もあります。
ただし、事業の実態や本人の信用情報がしっかりしていることが必要です。事業実態の確認のため、確定申告書Bや開業届、青色申告承認申請書などの提出を求められる場合もあります。
法人カードでありながら個人でも申し込める柔軟性は、開業初期の方にとっても大きな魅力です。
特に、個人ビジネスでキャッシュフローを管理しやすくなる点は、経理上のメリットとしても見逃せません。
利用可能枠に一律の制限がない
一般的なクレジットカードには利用限度額が設定されていますが、アメックスビジネスゴールドには一律の利用限度額がありません。
利用可能枠は、入会後の利用状況や支払い実績、基本カード会員の資産状況などによって個別に設定されます。
そのため、たとえば以下のようなケースにも柔軟に対応できます。
- 急な設備投資
- 大量の仕入れ
- 大規模な広告出稿
特に、成長段階にあるビジネスでは、予想外の出費が必要になったり、売上の波が大きかったりすることもあります。そうしたときに柔軟にカードを使えるのは、非常に心強いポイントです。
ただし、利用可能額が無制限というわけではないので注意しましょう。



アメックスビジネスゴールドは、特典やサービスだけでなく、カード自体の存在感や使いやすさも高く評価されています!
アメックスビジネスゴールドの入会特典は?
アメックスビジネスゴールド入会時の大きな魅力として、新規入会キャンペーンがあります。
これは、所定の条件を満たすことで、多くのポイントを獲得できる制度です。
2025年8月時点の最新情報では、入会後にカードの利用条件を達成すると最大で、合計年会費3年分に相当する170,000ポイントを獲得することができます。
【ボーナスポイント獲得条件】
50,000ボーナスポイント:入会後4か月以内に合計80万円以上カードを利用
50,000ボーナスポイント:入会後6か月以内に合計150万円以上カードを利用
50,000ボーナスポイント:入会後6か月以内に合計200万円以上カードを利用
20,000ポイント:合計200万円以上カードを利用
獲得したボーナスポイントは、マイルへの移行や商品交換などにも活用可能です。
さまざまな用途に使えるため、実用性の高い特典といえるでしょう。
ただし、年会費やETC発行手数料、カード再発行手数料、遅延損害金、分割手数料、管理手数料の支払いはポイント加算の対象外となるので注意してください。
アメックスビジネスゴールドの特典
アメックスビジネスゴールドには、入会特典以外にも多くの特典が用意されています。ここからは、主な特典を一つずつご紹介します。
レストランをお得に利用できる
アメックスビジネスゴールドには、提携レストランのコース料理を1名分無料で利用できる優待サービスがあります。
「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」という特典で、所定のコース料理を2名以上で利用した場合、1名分のコース料理代が無料になるサービスです。
このサービスを利用するには、毎年10月~3月、4月~9月の各期間にアメックスビジネスゴールドカードを1回以上利用する必要があります。既存カード会員の場合、利用した期間の翌半年間が特典の対象です。



たとえば、10月から翌年3月にカードを利用すると、翌年4月から9月までが対象期間となります!
新規カード会員は、初回カード利用後、次のプログラム期間から対象となります。
【確認しておきたいポイント】
- 対象期間内に各レストランで1回まで利用可能
- グルメクーポン(株式会社ベネフィット・ワンが運営)の事前登録が必要
- 利用日前日の18時までに予約が必要
申し込みは専用Webサイトや専用デスクから可能です。予約は利用日前日の18時まで可能ですが、予約の可否が判明するまでに時間がかかる場合もあるため、余裕を持った申し込みをおすすめします。
フレンチや和食、中華など、対応しているジャンルも豊富です。高級店をリーズナブルに利用できるので、クライアントとの会食や社員の慰労会などにも使いやすく、費用対効果の高さが魅力です。
空港ラウンジを無料で利用できる
アメックスビジネスゴールドの大きな魅力の一つは、ドリンクサービスやWi-Fiなどの通信機器が備え付けられた、国内外の主要空港ラウンジを無料で利用できる点です。
2025年6月1日以降は、以下のラウンジが特典の対象となります。
地域 | 無料ラウンジを利用可能な空港 |
北海道 | 新千歳空港 |
関東 | 羽田空港(第1ターミナル・第2ターミナル・第3ターミナル)、成田国際空港(第1ターミナル・第2ターミナル)、 |
中部 | 中部国際空港 |
近畿 | 伊丹空港、関西国際空港、神戸空港 |
中国 | 広島空港 |
九州・沖縄 | 福岡空港、長崎空港、熊本空港、鹿児島空港、那覇空港 |
海外 | ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港 |
ラウンジを利用する際は、カード名義人本人の当日の搭乗券を提示する必要があります。
本人に加えて、同伴者1名まで無料で利用可能です。
出張時の待ち時間を快適に過ごせるため、移動中の負担軽減にもつながりますし、混雑を避けて落ち着いた空間で過ごせるのも嬉しいポイントです。
充実した保険が完備されている
ビジネスにはさまざまなリスクがつきものです。万が一に備えるため、アメックスビジネスゴールドはビジネスシーンで役立つ多様な保険を備えています。
たとえば、出張時に飛行機が遅れた場合など、急な出費が発生した際にも補償を受けられます。
主な保険内容は以下の通りです。
■旅行傷害保険
・概要:旅行先でのトラブルに備えた保険
・利用例:旅行中にケガをして現地の病院で治療を受けた、ホテルの部屋を水浸しにしてしまった、所持品の盗難に遭った場合など
・補償限度額:国内旅行は最高5,000万円、海外旅行は最高1億円(保険の種類によって異なります)
■国内航空機遅延費用補償
・概要:飛行機の遅延や欠航によって発生する費用を補償するサービス
・利用例:乗り継ぎ便に乗れず現地で宿泊が必要になった、預けた手荷物が戻らなかった場合など
・補償限度額:乗継遅延費用と出航遅延・欠航・搭乗不能費用と受託手荷物遅延は最高20,000円、受託手荷物紛失は最高40,000円
■ショッピング・プロテクション®
・概要:アメリカン・エキスプレスのカードで購入した商品に関する補償
・利用例:公園でタブレットを使用していたところをボールが飛んできてぶつかり壊れた、購入した新品アクセサリーの盗難被害に遭ったなど
・補償限度額:年間最高500万円まで
■オンライン・プロテクション
・概要:カードの紛失や盗難、情報漏えいによるオンラインショッピングでの不正利用を補償
・利用例:なりすましで商品を購入された場合など
・補償限度額:不正利用された金額
■リターン・プロテクション
・概要:アメックスのカードで購入した商品をお店が返品受付しなかった場合の返金サービス
・利用例:サイズが合わないインテリア小物や洋服を購入した場合など
・補償限度額:1商品につき最高3万円まで
■キャンセル・プロテクション
・概要:カード会員がキャンセルした際の費用損害を補償
・利用例:ケガで旅行をキャンセルした、病気でコンサートに行けなくなった場合など
・補償限度額:死亡・傷害・疾病による入院は年間10万円まで、傷害での通院は年間3万円まで
各サービスには、それぞれ利用条件や対象となるケースが定められているため、事前に詳細を確認することをおすすめします。
予期せぬトラブルにも落ち着いて対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。
手荷物配送サービスを利用できる
海外旅行や海外出張の際に便利なのが「手荷物無料宅配サービス」です。
空港から自宅、または自宅から空港まで、スーツケースやゴルフバッグ1個分を無料で配送できます。
長距離移動や公共交通機関を利用する際は、手荷物を減らすことで移動がより快適になるため、積極的に活用すると良いでしょう。
【アメックスビジネスゴールドが対応している空港】
・羽田(第2・第3)
・成田
・関空
・中部
出国時に利用する場合は、事前に予約が必要で、Webまたは手荷物無料宅配サービス予約センターへの電話で行います。帰国時は、利用当日に各空港の申し込みカウンターで直接申し出てください。
国内線のみの旅行や出張では利用できないため、注意が必要です。
国内旅行や出張のときは?
国内旅行や出張時には、「手荷物ホテル当日宅配サービス」の利用が可能です。受付時間内に対象カウンターで手荷物を預けると、当日中に宿泊ホテルまで無料で配送してくれます。
【対象カウンター・受付時間・配送エリア】
■佐川急便 TOKYO SERVICE CENTER(東京駅日本橋口)
・当日配送受付時間:7:00~13:00
・配送エリア:東京23区、浦安市内の宿泊施設
■佐川急便 SHINJUKU SERVICE CENTER(新宿駅)
・当日配送受付時間:6:30~11:00
・配送エリア:東京23区内の宿泊施設
■佐川急便 博多デイトス宅配サービスカウンター(博多駅)
・当日配送受付時間:8:00~11:00
・配送エリア:福岡県博多区、中央区内の宿泊施設
1個まで手荷物を預けることができ、スーツケースやボストンバッグ、梱包された荷物などが対象です。
ただし、ゴルフバッグは対象外となるためご注意ください。
資金調達がお得に行える
資金調達をお得に行いたいと考えている方にも、アメックスビジネスゴールドの特典が役立ちます。
分割・リボ払いサービス「ペイフレックス® for Business」は、支払いを先延ばしにできるサービスです。
これにより、突然のビジネスチャンスや新規事業の立ち上げ時など、急な資金需要が発生した場合でも、柔軟に対応することが可能です。
ただし、分割払いやリボ払いを利用する際は所定の手数料がかかるため、利用前にしっかり確認しておくことが大切です。
※このサービスはカードの基本機能ですが、利用には審査と登録手続きが必要です。
それから、(株)ドコモ・ファイナンスが提供するカードローンサービス「VIP Loan Card for American Express」も利用できます。
【確認しておきたいポイント】
- 借り入れた資金の使い道は自由
- 対象は20歳~69歳で、毎月安定した収入がある基本カード会員本人
- 100万円以上1,000万円以内のご融資利率(実質年率)は1.7%~14.8%
- 100万円未満のご融資利率(実質年率)は1.7%~16.8%
入会特典として、3,000ボーナスポイントのプレゼントや、最大3か月間の利息キャッシュバックなども用意されています。銀行で資金を借りる場合は審査に時間を要することが一般的ですが、このサービスであれば最短即日で資金調達が可能です。
業務効率化に役立つサービスを活用できる
アメックスビジネスゴールドには、業務をサポートするデジタルツールが多数用意されています。
たとえば、ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」は、通常有料ですが、アメックスビジネスゴールド会員なら無料で利用可能です。
さらに、ジー・サーチの代行調査・代行検索サービスは、通常年間登録料が52,500円かかりますが、アメックスビジネスゴールド会員はこの登録料が無料になります。
※代行調査・代行検索の利用には、登録料とは別に調査料金が発生します。
ビジネス関連の最新情報をチェックしたい方には、日経電子版Proもおすすめです。申し込み月の利用料が無料になるほか、6か月または12か月の期間契約をすると、月額利用料が1ライセンス分だけ毎月5%オフで利用できます。
また、業務効率化のためにパソコン関連の備品を導入したい場合は、DELL Technologiesの優待特典も活用できます。アメックスビジネスゴールドでDell製品を購入すると、年間で最大14,000円分のキャッシュバックが受けられるのが魅力です。
【対象期間】
4月1日~9月30日の期間:最大7,000円分
10月1日~3月31日の期間:最大7,000円分
これらのサービスを活用することで、大きな業務効率化を図ることが可能です。
対象施設を特別条件で利用できる
アメックスビジネスゴールド会員になると、全国の提携施設を優待料金や特別条件で利用できます。たとえば、福利厚生サービス「クラブオフ」のVIP会員月会費(550円)が無料となります。
また、エンターテインメント施設の優待として、以下の4つの施設を利用できます。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン:優先購入チケットを用意
F1®with Amex:カード会員様限定のチケット特別販売やファン体験(2025年度の日本GPは終了)
ブライトン&ホーヴ・アルビオン:カード会員様限定でアメリカン・エキスプレス・スタジアムのアメックス・ラウンジを利用可能
埼玉西武ライオンズ:会員様限定の特別チケットを用意、ほか選手との撮影会など
さらに、新国立劇場のチケット先行購入やチケット郵送無料、オペラトーク無料などの特典や、高台寺塔頭 圓徳院の客殿を無料で利用できる特典なども用意されています。
アメックスビジネスゴールドの特典を最大限活用するには?
紹介してきたように、アメックスビジネスゴールドには実に多彩な特典が用意されています。ただ、これらを使用できる権利を持っているだけでは特典を最大限に活かせるとは限りません。
何より重要なのは、どのような特典があるのかを理解しておくことです。
特典の中には、事前予約が必要なものや、利用条件が設定されているものもあります。単にアメックスビジネスゴールドカードで支払うだけでは特典の対象とならない場合もあるので注意しましょう。
また、特典情報は定期的にチェックすることが重要です。時期によって内容が変わるものや、期間限定のキャンペーンも多くあります。
メールマガジンに登録しておくと、キャンペーンや優待の最新情報をタイムリーに受け取れます。



特典を活用し損ねることのないよう、月に一度はアメックスの公式サイトや会員専用アプリを確認する習慣を持つことをおすすめします!
アメックスビジネスゴールドのメリット
アメックスビジネスゴールドは年会費がやや高めですが、その分、年会費以上の価値を感じられる多くのメリットがあります。
特に注目したい主なメリットは、次の4つです。
【代表的なメリット】
- 還元率が高い
- 貯めたポイントをマイルに移行可能
- 新規入会時のポイント特典が充実している
- 主要な会計ソフトと連携できる
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①法人カードのなかでも還元率が高い
法人カードにはさまざまな種類がありますが、アメックスビジネスゴールドはその中でもポイント還元率が高いカードです。
多くの法人カードは1,000円ごとに1ポイントが貯まりますが、アメックスビジネスゴールドは100円ごとに1ポイントが付与されます。この点は、他の法人カードと比較して大きな優位性といえるでしょう。
1,000円ごとに1ポイント:還元率0.1%
100円ごとに1ポイント:還元率1.0%
通常のポイントプログラム「メンバーシップ・リワード®」では、利用金額の1%分のポイントが貯まります。また、有料の「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、対象の加盟店やサービスでの利用分が100円につき3ポイントになります。
【対象加盟店/サービス】
Amazon
Yahoo! JAPAN
App StoreやAppleのサービス
Uber Eats
ヨドバシカメラ
JAL公式ウェブサイト
一休.com
HIS公式ウェブサイト
アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン
メンバーシップ・リワード・プラスの年間参加費は3,300円(税込)です。
通常、ポイントの有効期限は3年間ですが、メンバーシップ・リワード・プラスに加入すると有効期限が無制限になります。そのため、ポイントを使い切れなかった場合でも、必要なときに必要なだけ活用できるのは、計画的にポイントを使いたい方にとって大きなメリットです。
メリット②マイルに移行できる
アメックスビジネスゴールドで貯めたポイントは、航空会社のマイルに移行できます。アメックスは複数の航空会社と提携しているため、ANAをはじめとする国内外のマイレージプログラムに対応しているのが特徴です。これにより、貯めたポイントを使って航空券を取得できるので、出張のコスト削減にも役立つでしょう。
有料のメンバーシップ・リワード・プラスに加入することで、ポイント移行レートがアップします。
たとえばANAの場合、未登録だと2,000ポイントが1,000マイルになりますが、メンバーシップ・リワード・プラスに加入していれば、2,000ポイントが2,000マイルと等価で交換できます。
※ANAマイルへの移行には、別途、「メンバーシップ・リワード ANAコース」の年間参加登録(5,500円/税込)が必要です。
このように、商品交換に加え、出張費用の節約にもポイントを活用できる点は、他の法人カードにはない大きな強みです。
メリット③入会時にポイントが貯まる
アメックスビジネスゴールドは、新規入会時のポイント特典がとても充実しています。前述のように、入会後にカードを利用し特定の条件を満たすことで、合計170,000ポイントを獲得可能です。
この特典により、カードを導入したばかりの時期でも多くのポイントを手に入れることができます。獲得したポイントは、マイルへの移行や商品券への交換、経費支払いへの充当など、幅広く活用できるため、非常に利便性が高いといえます。
メリット④会計ソフトと連携できる
アメックスは「弥生の会計ソフト」「クラウド会計ソフト freee会計」「マネーツリー」といった3つの会計ソフトと連携が可能です。特に、弥生の会計ソフトやfreee会計を新規で申し込む場合、カード会員向けの特典も用意されています。
- 弥生の会計ソフト:やよい青色申告 オンラインのトータルプランに申し込むと、初年度は無料で利用可能
- freee会計:通常の無料利用期間(最大30日間)に加え、さらに30日間無料で利用可能
これらのサービスは、会社の経費管理を効率化するのに役立ちますので、ぜひチェックしてみてください。
また、カード明細が自動的に会計ソフトに取り込まれるため、手入力のミスや処理の遅れを防げます。経理業務の効率化に寄与する点も、大きなメリットの一つです。
アメックスビジネスゴールドのデメリット
どのカードにも共通していえることではありますが、アメックスビジネスゴールドがすべての人に向いているわけではありません。ここからはデメリットについても確認しましょう。
デメリット①コンシェルジュのサービスがついていない
アメックスといえばコンシェルジュサービスをイメージする方も多いですが、これはプラチナカード以上の特典です。ゴールドカードにはコンシェルジュサービスは付いていません。
海外旅行時の予約に使えるトラベルデスクや、海外での日本語サポートは利用できますが、国内でコンシェルジュサービスを使いたい方には向いていません。
デメリット②プライオリティ・パスに対応していない
アメックスビジネスゴールドはプライオリティ・パスには対応していません。コンシェルジュサービスと同様にプラチナカード以上に提供される上位特典となっています。
そのため、海外出張が多い方にはデメリットと感じる場合があります。
デメリット③必ずしも還元率が高くなるとは限らない
基本のポイント還元率は100円で1ポイントと高めですが、ポイント加算の対象外となるお店や、200円で1ポイントしか付かない場合もあります。そのため、ポイント加算対象外の店舗やサービスをよく利用する場合は、他のカードと比べてポイントが貯まりにくいと感じることもあるでしょう。
デメリット④年会費が高い
アメックスビジネスゴールドの年会費は、2025年7月時点で49,500円(税込)です。一般的な法人カードと比べると高めの設定です。
もちろん、特典の充実度を考えれば妥当ともいえますが、年会費が無料や1万円未満の法人カードもあるため、年会費の高さが気になる方もいるでしょう。
ただし、特典をしっかり活用できる方にとっては、年会費以上の価値を感じられる場合もあります。



自分がどれだけ特典を使いこなせるかを考えて、検討してみるのがおすすめです。
アメックスビジネスゴールドのポイントを上手に活用する方法
アメックスビジネスゴールドのポイントは、還元率が高く、日常の利用でも効率よく貯めることができます。
貯まったポイントはマイルへの移行だけでなく、さまざまな方法で活用できます。ここでは、マイル移行以外の主な使い道をご紹介します。
【マイル移行以外の使い方】
- ショッピングでの利用
- カードの利用代金への充当
- 商品券への交換
- 商品との交換
詳しくご紹介します。
ショッピングで使う
貯めたポイントは提携しているオンラインショップや百貨店などで直接利用できます。
まず、オンラインショッピング認証サービスであるAmerican Express SafeKey®に参加している加盟店では、オンラインショッピング時の支払いにポイントを使用することが可能です。
また、以下のサービスでもポイントを利用できます。
【利用可能なサービス】
- Amazonパートナーポイントプログラム
- アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン
- HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク
- 日本旅行
1ポイント=1円で使えるとは限らず、利用先や使い方によって交換レートが異なります。
メンバーシップ・リワード・プラス | 登録済み | 未登録 |
SafeKey対象加盟店 | 1ポイント→0.5~0.8円 | 1ポイント→0.3円 |
Amazonパートナーポイントプログラム< | 1ポイント→1円 | 1ポイント→0.3円 |
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン、HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、日本旅行 | 1ポイント→0.8~1円 | 1ポイント→0.4円 |
普段の買い物での使い勝手を重視するなら、楽天ポイントへの交換もおすすめです。300ポイントを90楽天ポイントに交換でき、最小移行単位は3,000ポイントとなります。ただし、移行には約5日かかるため、余裕を持って手続きしましょう。
カードの利用代金に充てる
ポイントはアメックスのカード利用代金に充当することもできます。
【利用方法】
- マイアカウントにログイン
- ポイントを使いたい利用明細を選択
- 使用するポイントを指定して確定
カード利用代金に加え、年会費の支払いにもポイントを使うことができます。
ただし、利用方法ごとにポイント交換レートが異なるため、利用前に必ず確認するようにしてください。
メンバーシップ・リワード・プラス | 登録済み | 未登録 |
カード年会費・月会費、ポケットコンシェルジュ | 1ポイント→1円 | 1ポイント→0.3円 |
航空会社、ホテル、旅行代理店の代金 | 1ポイント→0.8円 | |
旅行関係以外の代金 | 1ポイント→0.5円 |
商品券に交換する
ポイントは商品券やギフトカードにも交換できます。
【交換可能な商品券・ギフトカード】
- 百貨店ギフトカード
- 全国百貨店共通
- JCBギフトカード
- QUOカード
また、ヨドバシカメラや髙島屋の店頭でポイントを使い、各店舗で利用できる商品券に交換することも可能です。
※対象店舗が限られているため、事前に確認しましょう。
交換レートは「メンバーシップ・リワード・プラス」登録時は2,000ポイントで1,000円分、未登録の場合は3,000ポイントで1,000円分となります。
商品と交換する
ポイント交換カタログから、さまざまな商品と交換できます。
【カテゴリ一例】
- 食品・飲料・お酒
- 家電・カメラ・AV機器
- ホーム・キッチン・日用雑貨
- スポーツ・おもちゃ・ホビー
8,000~17,000ポイントで利用できるホテル宿泊のほか、体験チケット(カヌー体験、アウトドアリゾートなど)もあります。
オフィスで使えるプリンターやPC周辺機器、デスクアイテムなども選べるため、経費を抑えて設備を充実させることができます。
※交換可能な商品は時期によって変動する場合があります。



カタログ内のポイント価値は一律ではなく、同じポイント数でも交換できる商品の金額に差があるため、お得な交換先を選ぶのがおすすめです!
アメックスビジネスゴールドに申し込む流れ
アメックスビジネスゴールドの申し込みは、以下の流れで進みます。
【申し込みの流れ】
- 公式サイトから申し込み、名義を選択
- 必要事項を入力
- 審査を受ける
- カードが届く
以下で詳しく説明します。
ステップ①公式サイトから申し込み、名義を選ぶ
申し込み時には、法人名義か個人名義を選択します。
法人カードですが、法人名義または代表者名義のどちらでも発行可能なため、起業したばかりの個人事業主でも申し込みをすることができます。
ステップ②必要事項を入力する
申し込みフォームに、以下の情報を入力します。
【入力が必要な内容】
名前や電話番号などの基本情報
収入・勤務先・職業に関する情報
希望する4桁の暗証番号
追加カードやETCカードの申し込み情報
支払口座
長時間入力を中断すると、セキュリティの観点から接続が切断されることがあります。
できる限り一度で入力を完了させることをおすすめします。
ステップ③審査を受ける
申し込み後、アメックスから本人確認書類の提出依頼メールが届きます。メール記載のURLから書類をアップロードし、審査を受けましょう。
基本的には本人確認書類のみで手続きできます。
【認められる本人確認書類】
運転免許証
運転経歴証明書
住民票の写し
マイナンバーカード(表面のみ)
在留カード
特別永住者証明書
法人の場合は、商業登記簿謄本や登記事項証明書の提出が必要な場合もあります。
審査結果はメールで通知され、通常は即日から数日以内に確認が可能となります。
ステップ④カードが手元に届く
審査に通過するとカード発行手続きが始まり、申込から1~3週間を目安に自宅に配送されます。
本人限定郵便で届くため、受け取り時には本人確認書類の提示が必要です。
※カード受け取りの際には、運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの公的証明書が必要となります。
申し込み時には、氏名・住所・生年月日が本人確認書類と一致していることを事前に確認することをおすすめします。
アメックスビジネスゴールドと「グリーン」「プラチナ」の違い
アメリカン・エキスプレスには、ビジネス向けカードとして「グリーン」「ゴールド」「プラチナ」の3種類があります。それぞれ年会費や特典内容が異なり、どのカードが適しているかは利用目的や事業規模によって変わります。
今回紹介しているアメックスビジネスゴールドは中間ランクです。
年会費(税込)の違いは以下の通りです。
- ビジネスグリーン:13,200円
- ビジネスゴールド:49,500円
- ビジネスプラチナ:165,000円
グリーンは比較的安価で、ゴールドはその約3.8倍、プラチナはグリーンの12.5倍の年会費となります。
年会費が高額になるほど、付帯する特典も充実する傾向があります。
どのランクでも、以下のような共通メリットがあります。
【共通するメリット】
・業務効率化につながる外部サービスとの連携や優待
・支払日が固定されることでキャッシュフローの改善
・ビジネス拡大に役立つサポートや優待
・ポイント獲得・活用による経費削減
・空港ラウンジ利用や手荷物無料配送など出張時のサポート
・会員制プログラムによる福利厚生の充実
ただし、特長は以下のように異なります。
特長 | グリーン | ゴールド | プラチナ |
ETCカード20枚発行無料(基本カード会員の場合) | ○ | ○ | ○ |
大手会計ソフトとのデータ連携 | ○ | ○ | ○ |
追加カード(付帯特典なし)年会費無料 | ○ | ○ | ○ |
追加カード(付帯特典あり) | ○ | ○ | ○ |
メタル製のビジネスカード | – | ○ | ○ |
追加カード(付帯特典あり)4人まで無料 | – | – | ○ |
24時間365日対応コンシェルジュ | – | – | ○ |
デジタル関連の利用で年間最大3万円キャッシュバック | – | – | ○ |
サイバー攻撃のリスクに年間最高200万円補償 | – | – | ○ |
対象レストランで毎回10%割引(年間最大2万円) | – | ○ | ○ |
コース料金が1人分無料 | – | ○ | ○ |
無料宿泊進呈(カード継続で) | – | ○ | ○ |
【各カードが向いている人】
- グリーン:まだ事業規模が小さく、必要最小限の機能を安価に導入したい人
- ゴールド:中小企業の経営者や、ある程度事業が安定した個人事業主。特典のバランスを重視する方
- プラチナ:VIP待遇を求める経営者や、コンシェルジュサービスを必要とする人
また、付帯保険の補償額にも大きな違いがあるため、事前に確認しておきましょう。
まとめ|特典の内容をチェックして使いこなそう!
今回は、アメックスビジネスゴールドの特典や活用方法について解説しました。
■この記事のまとめ
- メタル素材のカードで、デザイン性やステータス性が高く、事業のさまざまな場面で役立つサポートが充実
- 個人事業主でも申し込み可能で、利用限度額に一律の制限がない柔軟な設計
- マイル移行、経費削減、商品券交換など、経営スタイルに合わせた多彩な選択肢が用意されている
アメックスビジネスゴールドは、決済手段としてだけでなく、多彩な特典が魅力のクレジットカードです。年会費は一般的なカードより高めですが、それ以上の利便性やステータス性を備えています。



ビジネスの成長を支える心強いパートナーとして、活用価値の高い一枚となるでしょう。