「アメックスゴールドプリファードだけで足りる?」
「サブカードは何を選べばいい?」
アメックスゴールドプリファードは優れたカードですが、単体では補いきれない弱点がいくつかあります。
この記事では、その弱点をできるだけ低コストで補う方法を解説します。
- サブカードは年会費無料のもので十分補える弱点が多い
- 最優先は①携行品損害保険の補填 ②Visa/Mastercardの確保
- 2026年7月に携行品損害保険が終了したため、対策の重要度が上昇
- 年会費が高いカードを重ねると固定費が膨らみ本末転倒
- そもそもサブカードが不要な人も少なくありません
👤 この記事を書いた人
エグチ ミツアキ|30代会社員/クレジットカード研究歴15年/アメックスゴールドプリファード使用歴2年/累計獲得ポイント25万超。X(@eguchi2030)でクレジットカードのお得な活用術を日々発信中。
💡 アメックスゴールドプリファードのすべてを知りたい方へ
年会費の元を取る損益分岐点から、審査基準、プラチナ級の豪華特典(無料宿泊・レストラン)まで、アメックスゴールドプリファードの全貌をまとめた完全解説記事もぜひご覧ください。
アメックスゴールドプリファードの5つの弱点
まず、どこを補うべきかを整理しましょう。
| 弱点 | 影響の大きさ | 対策コスト |
|---|---|---|
| ①携行品損害保険がない (2026年7月に終了) | 大 | 年会費無料で対応可 |
| ②アメックスが使えない店がある | 大 | 年会費無料で対応可 |
| ③電子マネーチャージが対象外 | 中 | 年会費無料で対応可 |
| ④プライオリティ・パスが年2回まで | 中 | 年1万円前後 |
| ⑤JALマイル還元率が低い | 小〜中 | 年1〜3万円 |
注目していただきたいのは、影響が大きい①②③はすべて年会費無料のカードで対応できるという点です。
エグチ「サブカード=高い年会費のプラチナカード」というイメージがあるかもしれませんが、実際には無料カード1〜2枚で十分なケースがほとんどです。
弱点①:携行品損害保険が終了した(最重要)
2026年7月1日より、海外旅行傷害保険の携行品損害保険(最高50万円)の補償が終了しました。
携行品損害とは、旅行中にカメラ・パソコン・スーツケースなどが壊れたり盗まれたりした場合の補償です。
傷害死亡1億円・治療費用300万円といった主要補償は継続していますが、実際に使う頻度が高いのは携行品損害です。海外旅行に行く方にとって、これは無視できない変更といえます。
弱点②:アメックスが使えない店舗がある
国内外を問わず、アメックスが使えない加盟店は一定数存在します。
特に海外では、小規模店舗や地方でVisa/Mastercardのみ対応というケースが珍しくありません。メタルカードのため一部の自動精算機で使えないという制約もあります。
弱点③:電子マネーチャージがポイント対象外
モバイルSuica・PASMO・楽天Edy・WAONなどへのチャージはポイント付与の対象外です。
通勤で交通系ICを使う方は、この分のポイントを取り逃していることになります。
弱点④:プライオリティ・パスは年2回まで無料
プライオリティ・パス(年会費99米ドル)は無料で付帯しますが、ラウンジの利用料が無料になるのは年2回までです。3回目以降は1回35米ドルかかります。
弱点⑤:JALマイルの還元率が低い
ANAマイルは1,000pt→1,000マイル(還元率1.0%)と最高水準ですが、JALマイルは2,500pt→1,000マイル(0.4%)と大きく落ちます。
JAL派の方には物足りない水準です。
【最優先】年会費無料で弱点を補う3枚
ここからは具体的なカードを紹介します。まずは年会費無料で対応できるものからご検討ください。
①エポスカード|携行品損害を補う定番
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| 補う弱点 | 携行品損害保険/Visaブランド |
年会費無料でありながら海外旅行傷害保険が付帯する、サブカードの定番です。
アメックスゴールドプリファードで失われた携行品損害の補償を、コストゼロで取り戻せるのが最大の価値です。Visaブランドなので、アメックスが使えない店舗もカバーできます。



海外旅行に行く方なら、まずこの1枚を検討する価値があります。持っているだけで年会費はかかりません。
②三井住友カード(NL)|電子マネーとコンビニ対策
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 補う弱点 | 電子マネーチャージ/使えない店舗 |
ナンバーレスで年会費無料。対象のコンビニ・飲食店でのタッチ決済で高還元になるのが特徴です。
アメックスでは還元率が下がる、あるいは対象外になる支払いを、このカードに寄せることで取りこぼしを防げます。
③楽天カード|楽天経済圏を使う方に
| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/AMEX |
| 補う弱点 | 楽天市場での還元/使えない店舗 |
楽天市場での買い物が多い方なら、この1枚を併用するだけで還元率が大きく変わります。
アメックスの対象加盟店にAmazonやYahoo!ショッピングは含まれますが、楽天市場は対象外です。楽天ユーザーには相性の良い組み合わせといえます。
この3枚はすべて年会費無料です。持っていても維持コストが発生しないため、必要に応じて使い分けられます。
まずはこの中から1〜2枚を選ぶことをおすすめします。
【中級】年会費1万円台で使い勝手を高める2枚
空港ラウンジをもっと使いたい方向けの選択肢です。
④楽天プレミアムカード|プライオリティ・パス目的なら


| 年会費 | 11,000円 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/AMEX |
| 補う弱点 | プライオリティ・パスの回数制限 |
プライオリティ・パスが年5回まで無料で利用できます(2025年以降の改定により回数制限あり)。
アメックスの年2回と合わせれば、年間7回のラウンジ利用が可能になります。
⑤セゾンローズゴールド・アメックス|女性向けの選択肢


| 年会費 | 月会費制(月額制のため実質年1万円台) |
|---|---|
| 国際ブランド | AMEX |
| 補う弱点 | プライオリティ・パス/美容・グルメ特典 |
月会費制という珍しい仕組みのカードです。プライオリティ・パスが付帯するほか、女性向けの優待が充実しています。
ただしアメックスブランドのため、「アメックスが使えない店舗」という弱点は補えません。この点は事前にご理解ください。
【目的別】特定のニーズを満たすカード
ここからは、特定の目的がある方向けの選択肢です。該当しない方は読み飛ばして構いません。
⑥JALカード|JALマイルを本気で貯めるなら


アメックスのJALマイル還元率は0.4%と低めです。JAL派の方は、JALカードを直接持つ方が効率的です。
ショッピングマイル・プレミアム(年会費別途)に加入すれば還元率1.0%となり、JALカード特約店ではさらに上がります。
⑦ANA VISAカード|移行手数料を避けたいなら


アメックスからANAマイルへ移行するには、年間5,500円の参加費と年間40,000マイルの上限があります。
ANAマイルを大量に貯めたい方は、ANAカードを直接持つことで手数料と上限の両方を回避できます。



ただし年間40,000マイル未満なら、アメックスの1.0%還元の方が効率的なケースも多くあります。ご自身の年間利用額で判断してください。
⑧ヒルトンアメックス|ホテル特典を強化したいなら


ヒルトン系列のホテルによく泊まる方向けです。ヒルトン・オナーズのゴールドステータスが自動付与され、朝食無料やアップグレードの対象になります。
こちらもアメックスブランドのため、決済範囲の弱点は補えません。ホテル特典目的での併用とお考えください。
【重要】年会費の合計を必ず計算してください
サブカード選びで最も陥りやすい失敗が、固定費の膨張です。
| 組み合わせ | 年間コスト | 評価 |
|---|---|---|
| アメックス単体 | 39,600円 | ○ |
| アメックス+年会費無料カード2枚 | 39,600円 | ◎ 推奨 |
| アメックス+楽天プレミアム | 50,600円 | △ 使う人には◎ |
| アメックス+プラチナカード | 70,000円前後 | × 要再考 |
年会費2〜3万円のプラチナカードをサブとして持つのは、多くの方にとって過剰です。それだけの費用を払うなら、アメックス側の特典を使い切る方が確実にリターンがあります。
そもそもサブカードが不要な人
正直にお伝えすると、以下に当てはまる方はサブカードなしでも困りません。
- 海外旅行にほとんど行かない
- すでに別のクレジットカードを持っている
- 電子マネーやコード決済をあまり使わない
- 空港ラウンジは年2回で足りる
- マイルはANA中心(アメックスの1.0%で十分)



カードは持つだけでも管理コストがかかります。必要性を感じてから増やすのが賢明です。
【判断フロー】あなたに必要なサブカードは?
以下の順序で確認すれば、無駄なくカードを選べます。
YES → 携行品損害が付帯する年会費無料カード(エポスカード等)を1枚
NO → 次のステップへ
NO → 年会費無料のVisa/Mastercardを1枚
YES → 次のステップへ
YES → まず家族カードの活用を検討(無料で年2回追加)
それでも足りなければ楽天プレミアムカード等を検討
YES → JALカードを検討
NO → ここまでで十分です
2026年8月最新|入会キャンペーンは過去最高クラス
これからアメックスゴールドプリファードを申し込む方は、キャンペーン内容もご確認ください。
- 入会後3ヶ月以内に合計50万円以上の利用 → 30,000ポイント
- 入会後6ヶ月以内に合計100万円以上の利用 → 80,000ポイント
- 100万円利用分の通常ポイント → 10,000ポイント
合計120,000ポイント。年会費39,600円の約3年分に相当します。


よくある質問
サブカードは必ず必要ですか?
必須ではありません。海外旅行に行かない、すでに他のカードを持っている、ラウンジは年2回で足りるという方なら、アメックスゴールドプリファード単体でも困りません。必要性を感じてから増やすのが賢明です。
サブカードは何枚持つのが理想ですか?
1〜2枚で十分な方がほとんどです。海外旅行用に携行品損害が付帯する年会費無料カードを1枚、決済範囲を補うVisa/Mastercardを1枚。この構成でアメックスの弱点はほぼカバーできます。
携行品損害保険がなくなったと聞きましたが本当ですか?
本当です。2026年7月1日より、海外旅行傷害保険の携行品損害保険(最高50万円)の補償が終了しました。傷害死亡1億円や治療費用300万円などの主要補償は継続していますが、携行品の補償が必要な方は年会費無料のサブカードで補うことをおすすめします。
年会費が高いプラチナカードをサブにするのはどうですか?
多くの方にとっては過剰です。アメックス39,600円+プラチナカード3万円で年間7万円近い固定費になります。その費用をかけるなら、アメックス側の特典(招待日和・フリーステイギフト等)を使い切る方が確実にリターンがあります。
プライオリティ・パスの回数を増やしたいのですが?
まず家族カード(2枚まで無料)の活用をご検討ください。家族カードにも同条件でプライオリティ・パスが付帯するため、夫婦で持てば実質年4回まで無料になります。それでも足りない場合に、楽天プレミアムカードなどの追加を検討する順序がおすすめです。
アメックスのサブカードにアメックスを選ぶのはどうですか?
ホテル特典など明確な目的があれば有効ですが、「使えない店舗をカバーする」という目的では意味がありません。決済範囲を補いたい場合は、必ずVisaまたはMastercardをお選びください。
JALマイルを貯めたい場合はどうすればいいですか?
アメックスのJALマイル還元率は0.4%と低いため、JALカードを直接持つ方が効率的です。ただし、同じワンワールド加盟のブリティッシュ・エアウェイズへ交換(1,250pt→1,000マイル)し、JAL便の特典航空券に使うという方法もあります。短距離路線ではこちらの方が少ないマイル数で予約できる場合があります。
カードを何枚も持つとデメリットはありますか?
あります。年会費の負担に加え、明細管理の手間、不正利用リスクの分散、短期間に複数申し込むと審査に影響する可能性などです。特に住宅ローンを検討中の方は、カード枚数やキャッシング枠が審査に影響する場合があるためご注意ください。
電子マネーへのチャージはどのカードがいいですか?
アメックスゴールドプリファードではモバイルSuica・PASMO・楽天Edy等へのチャージがポイント対象外です。チャージでポイントが貯まる年会費無料カードを別途用意すると取りこぼしを防げます。カードによって対象の電子マネーが異なるため、ご自身が使うサービスに対応しているか確認してください。
まとめ|まずは年会費無料カード1〜2枚から
- 影響の大きい弱点は年会費無料カードで補える
- 最優先は携行品損害保険(2026年7月に終了したため)
- 次にVisa/Mastercardの確保(アメックスが使えない店舗対策)
- ラウンジ回数はまず家族カードの活用を検討
- 年会費の高いカードを重ねると固定費が膨らむ
サブカード選びで大切なのは、枚数でも年会費の高さでもなく、自分の弱点に合っているかです。
多くの方は、年会費無料のカード1〜2枚でアメックスゴールドプリファードの弱点を十分に補えます。



浮いた費用は、アメックス側の特典を使い切ることに回した方が確実にリターンがあります。
2026年8月6日からは入会キャンペーンが最大120,000ポイントに増額され、利用条件は据え置きのまま。過去最高クラスの条件です。
🎯 最終判断に迷っている方へ
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